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ファッションについて考えてみた。

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昨日の東洋経済オンラインでこんな記事を見つけた。




正直、今更感が否めない。



私は2009年に下北沢でお店をやっていた時の事。


アメリカ古着全盛期で、洋服も服飾雑貨もいろいろ仕入れていた。


それこそ化学繊維のものもレザーのものも、ファーのものも。


ある日、ネットサーフィンをしていて、


革製品・毛皮製品を作る工程の「屠殺」の現場の動画を観てしまった。


私にとってこれは衝撃的で、吐き気を覚える過激な動画だった。


その動画は日本の現場では無かった事が救いだったが、


その動画を見て私はレザーの商品を取り扱わないと誓った。


とはいえ、中古レザーに関してはすでに出来上がっているものなので、


それこそ、捨てる事なく、大事に使ってあげる事が重要とも思った。



あれを観てから8年あまり。


今でも基本的にレザー商品とは距離を置いている。


今年に入って久しぶりにレザーを仕入れた。


それがこちら。




ヴィンテージのレザーベルト。


これはベルトなので、「消費」ではなく使い続けられるものだし、


ヨーロッパのワークパンツのベルトループが細いため、


必要なものと思い、仕入れた。


佐々木洋品店になってから革製品の取り扱いはこのベルトと、このバッグ。





あとはこのカナディアンコートくらいだろう。





佐々木洋品店になってから5000点以上?取り扱ってきて、


レザー商品はこれくらいだったと思う。


それくらい私は革製品に対して意識している。


だから、有名ブランドがいまだにレザーやファーを使っていることに驚きを隠せない。



そんな記事を読んだから、気持ち的にもう少しファッションを知ろうと思い、この映画をAmazonプライムで観た。


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「スローイング・ダウン・ファストファッション」


これはアパレルに関わる人、手作りしてる人にぜひ観て欲しい映画。


佐々木洋品店では化学繊維の商品を取り扱わないで、


コットン・リネンやヘンプがほとんど。たまにウールもあります。


いわゆる天然繊維です。


この映画の前半を観てて、「あー、化学繊維を使わないようにしてて良かった」と


思いました。


2011年、アメリカレギュラー古着からフランスビンテージ古着に移行して、天然素材の良さに気づいた。


化学繊維のツルツルした感じが嫌になり、仕入れなくなっていたが、


ある意味正解だったのだ。


化学繊維のゴミ問題がヤベーっす。


ほとんどが「石油系」っていうのか、ちょっと勉強不足ですが、


焼けた時の匂いがヤバイらしい。とにかく身体に悪そうだった。


ただ、コットンを作っている綿花栽培してる人たちも辛そうだなーっていう事がわかりました。


これも驚きでした。


こう考えると、アパレル業界ってすごく不透明だったんだなーと思います。


一つの洋服が出来るまで、


綿花栽培家がいて


生地や糸を作る人がいて


生地を問屋がいて


その生地で縫製する人がいて


その服を運ぶ人がいて、


服を売る人がいる。


これだけ服に携わる人がいるのに、1着1000円とかで売ってる店があったら


それこそ完全にブラック企業ですね!



古着業界の場合はまた少し異なりますが、私の知る限りここまで細分化されていなくて、


もう少しシンプルで、個人事業主・個人バイヤーならもう少し自分で負担している


自分ブラック企業レベルと思います。笑



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やはり洋服は「消費」「浪費」から脱却するべきと思いました。





今のところ佐々木洋品店で、服をゴミにすることはほとんどありません。(どうしようもなく小さなハギレは捨ててしまいます)


海外で不必要になった服を安く買い、それをクリーニングし、付加価値をつけ、売る。


ここまでは今までやってきたこと。


これからは売った後、その商品の値段が下がらないようにするにはどうするべきかと考えました。


例えば





このスーボロシリーズ第1弾のジャケット。


当初105000円で販売しました。


この商品を購入した人がメルカリで100000円で販売する事が出来たり、


逆に110000円で値段がつけば


このジャケットはほぼ永遠に市場を周り歩くことになり、


ゴミになる事がなくなります。


同じように




2万円で販売したパッチワークジャケットも


着なくなったからメルカリで出品する際に2万円で売れたら


購入者の負担は0になる。




新しい洋服の価値は基本的に下がり続けるが、


ヴィンテージは上がり続けるし、下がりづらい傾向にあるので、


これに「佐々木洋品店」または製作者の「佐々木貢」の信用・信頼度が


上がれば、その世界も夢ではなく、現実に起こり得そうな気がする。


パッチワークジャケットが使い込まれて、着古されて、さらにパッチワークされていたら、


それもまた付加価値となるだろうし。


そんな事をササキジルシを製作しながら勉強し、もっと考えないとなーと思った。


そして、この事を真面目に文章に残そうと思ったので、


今日はブログにすげー時間をかけてしまい、ネットショップへの更新をお休みとなりました。


申し訳ございません。




今日はこれから病院に行き、妻と交代し、25日の昼に仕事に戻ります。


そのため本日明日明後日にご注文のお客様は25日移行の発送となりますので


ご了承くださいませ。





以前のブログも面白いのでぜひ暇なときに読んでみてください。




1・最近の佐々木洋品店の動きについて。(2018年秋)
※最近佐々木洋品店を知った方はここからご覧ください。


2・佐々木洋品店、初のクラウドファンディングの計画と実行(2018年夏から秋)



3・佐々木洋品店ブログを日々書く宣言した日から(2017年秋)




4・佐々木洋品店が宮城に引っ越してきてから(2017年春)




5・佐々木洋品店が群馬でお店を持った日から(2014年秋)



6・佐々木洋品店という名前が生まれた時から(2014年)



佐々木洋品店
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Email: sasakiyohinten@gmail.com

ホームページ: http://www.sasakiyohinten.com/
ネットショップ: http://sasakiyohinten.ocnk.net/
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by sasakiyouhinten | 2018-12-23 10:51 | 出店とおでかけ。たまにつぶやき