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佐々木洋品店

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先日始めたクラウドファンディング。




これをキッカケにホームページとブログのアクセスがババっと増えた。


おそらく佐々木洋品店を知らなかった人達がクラウドファンディングを機に


流れ込んできたのだろう。


という事で、佐々木洋品店にあまりコアではない客層もいらっしゃるので、


佐々木洋品店を簡単に説明します。

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佐々木洋品店とは、2014年の11月に群馬県高崎市でお店を始めました。


その前までは2009年から2014年の9月まで東京の下北沢で古着屋をやっていました。


私は21歳から東京の古着屋でバイトし始め、いろいろなお店を転々とし


古着のノウハウを少しずつ学んでいました。(私が店を始めたのは28歳の頃なので、7年間下積みしました)


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当時私は地元の宮城の仙台でお店を出したいと思っていました。


そこそこ都会ですし、古着屋もそこそこあったので、古着文化も東京ほどではありませんが


仙台で古着を着てる人は結構いました。


妻もまた20代前半から群馬県の古着屋で働き、店長などを経験し、古着屋のノウハウを学んでいました。


二人とも古着屋を持ちたいという目標がありました。


その目標はクリアできました。


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2009年から2014年まで下北沢で古着屋をやっていた頃、


キッカケは


「早く店出してよ!」という妻の押し。


正直言えば、それで始めたようなお店でした。


そこまで明確なこだわりも無ければ、経営学を学んでいた訳でもないので、


本当に「やりながら覚える」、そんな感じで毎日やっていました。


最初に仕入れに行ったのはカナダ。


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知り合いがカナダにいて、古着を大量に仕入れるルートがあったので、


その人を頼りに行きました。


そのころはリーマンショック後、そして民主党政権下だったこともあり、円高ドル安。


不景気と言われていましたが、輸入業の私たちにとってはちょうどいい条件でした。


安い古着を買ってきて、安い値段で売り、たまにヴィンテージを見つけては


「おーー!」ってなっていました。


カナダ仕入れでは「とにかく大量に買う!」という条件があったので、


資金繰りが難しくなった時にどこへ行ったかというと、タイ。

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タイにはなぜかアメリカンヴィンテージがたくさんあり、しかも知人が住んでいました。


知人にガイドを頼み、タイでアメリカンヴィンテージを少量買う仕入れをしました。


二カ国を使いこなし、ネット販売も始め、なんだかんだうまい具合に回っていましたが、


アメリカ古着屋はたくさんあり、そして上には上がいることを痛感し、どんどん若くて新しいお店で生まれてきて、


私たちは焦りを感じてきました。


なぜなら老舗ショップがまだガンガン稼ぎ、


パワフルに営業している状況でした。


上の人たちがヴィンテージをたくさん持っているし、


良質なもの丁度良い値段で売っていました。


差別化も難しく、勝てる気がしない状態でした。


震災後、私たち夫婦は大きな決断をしました。


その時も妻の一言が効いています。「フランス行きたい。」


そして「よし、アメリカ古着やめよう。」


そしてヨーロッパ古着屋をやってる知人が私たち夫婦をフランスに導いてくれました。


そこで、フランス古着の良さを感じ、そして学び、再スタートかのように


180度お店のテイストを変えました。お店を始めて約2年経った頃の話です。


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今思えば、めちゃくちゃ怖いことだなーと思います。


2年間の頑張りを全て否定し、


2年間好きでいてくれたお客さんを切り捨てたようなものですから。


アメリカ古着屋からユーロ古着屋に変わり、これが意外と順調でした。


その街には同じようなお店がなく、東京にもあまりなかったので、


すぐに東京のユーロ古着好きの人たちに広まりました。


その頃から出店販売も初めて他のお店との差別化を図り、


妻はその頃から「佐々木印」の前身のような活動をし始めていました。


そして、妻が言い出しました。


「藍染の布欲しい」


そして私たちが手を出したのが日本の古布です。


日本の骨董市へ行くようになり、妻が材料として仕入れて作り、


他のお店に委託で販売していました。それが「佐々木洋品店」の始まります。


2014年妻が息子を妊娠し、東京での生活が難しいと感じ、


田舎生活を考えました。


古民家を探し、見つかったのが群馬県高崎市。


蔵をリノベーションし、佐々木洋品店として2014年11月に始まりました。


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佐々木洋品店の立ち上げのこだわり「古いもの、手作りのもの、新しいもの」です。


古いものはそのまま、日本の古布やヨーロッパのヴィンテージで、


手作りのものは妻や私がリメイクする佐々木印や世界の手作りされたもの、


新しいものとは、新品の商品でありながら、私たちにとって新鮮と感じるもの。


そういうものを集めて始めました。


地方都市では一体お店の売り上げってどうなんだろうと思っていました。


きっと通販もちゃんとやらなきゃなーとか思ってはいましたが、


オープンして2週間して痛感しました。


「客、こねーーー」。


近所のおばあちゃんが来る以外誰も来ないっていう状況が数日続き、


これは半端ないなーと思い、早々にオンラインショップの撮影を開始。


さらに私が思ったのは「オンラインショップだけでも難しい可能性が高い」と思った。


そこで、私の頭をよぎったのはカナダの知人が言ってた一言。


「海外通販やりなよ、売れてるよ」


この言葉は私が仕入れに行っていた2009年の時に言われた言葉。


そのころの私はインターネットに無頓着だったのでスルーしていたが、


佐々木洋品店をオープンして1ヶ月後に海外通販サイトを立ち上げた。


そして私は海外向けの英語のインスタを始めた。






これが当たった。


一年目二年目と海外に発送してる方が多いんじゃないと思えるほど


海外の方々は佐々木印やビンテージを買ってくれた。


お店の集客はあまり増えなかったが、ネットへのアクセスは増え、


通販業務の方が忙しい状況になったのだ。


息子も無事に産まれ、妻は育休で1年間休み、私は通販業務に専念していた。


二年目から妻も復帰した。ネットショップでは着用画像が撮れるようになり、


順調に販売も増え、照明機材なども買えるようになった。


撮影機材も全て買い揃えて、スタジオのように作り込んだ蔵のお店は数週間後に火事で全焼した。


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全て無くした私たちは、実家のある宮城に戻り、場所を借り


佐々木洋品店を通販だけで再スタートした。


今の佐々木洋品店のこだわりも


「世界のイイトコドリ」と「イッテンモノ」。


フランスやアメリカの古着以外、ウクライナやブルガリア、東欧から北欧、


ブルキナファソやマリなどの西アフリカの布もの、


ベトナムや中国の民族衣装、


色々な国々には古くて、とても良いものがたくさんあることを学んだ。


そして、佐々木印を今まで以上にパワーアップさせている。


妻は佐々木印の縫い子さんチームを作り、私以上に忙しくしている。


私は日々通販業務をしながら、毎日ブログを書き、毎日残業している。(私もなかなか忙しい)


どんどん無駄を省き、仕事をスマート化し、時間を有意義に使っている。



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これが今の佐々木洋品店までの道のりです。


すごく長い文章になってしまいました。笑


そんなつもりなかったんですけどね。笑


ちなみにこのブログで使う「古着」は海外古着のことです。


私はリサイクルショップで売っている国内古着の事を「中古衣料」と呼んでいます。





私も自分たちのことを久しぶりに振り返ってみると、


今の私が一番思い、感謝しているのは「助けてくれた人」だ。


下北でお店を始めた時も私たちを助けてくれた人たちが沢山いた。


カナダ、タイ、フランスに一人では行けなかった。


佐々木洋品店を始める時も、たくさんの方に助けられた。


全てを無くした時もたくさんの方に助けられた。


そして、9年前に始めた古着屋の頃から商品を買い続けてくれるお客様も


いらっしゃる。


そして初めて行なっているクラウドファンディングも支援してくれる方がいる。


本当に「人」との繋がりは大事だと確信している。


絶対この信頼関係を裏切らないように、信用を落とさないように


私はこれからも励んでいきたいです。





佐々木洋品店
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Email: sasakiyohinten@gmail.com

ホームページ: http://www.sasakiyohinten.com/
ネットショップ: http://sasakiyohinten.ocnk.net/
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Commented by くりはらorクリバラ at 2018-09-07 00:10 x
いかなる状況でも応援申し上げます!
Commented by sasakiyouhinten at 2018-09-07 23:02
> くりはらorクリバラさん
コメントありがとうございます!
そう言って頂けると泣けるほど嬉しいです!
by sasakiyouhinten | 2018-09-05 17:19 | お店のこと | Comments(2)