広島の素敵なお店、alléeさんが5周年です。
2018年 08月 09日
今日は台風接近中。
関東・東北の方は家でぜひスマホやPCで佐々木洋品店のコンテンツをご覧くださいませ!
特にこの記事はよく読んでください。
よろしくお願いします。
さてさて、今日は知り合いのお店の話でも。
allée さん 5周年おめでとうございます。
(厳密に言うと、8月11日です)
ということで、広島県広島市にあるヨーロッパのアンティークやビンテージ服を集めているお店「allée」が
今週5周年になります。
alléeさんは夫婦で店を営んでいますが、私達夫婦とも密接な関係で、
ズブズブな関係だと私個人的には思っております。笑
今回のブログはアリーの店主の話です。本人は語らない事を私が語ります。
(本人には無許可です)
私がまだ22歳の頃、原宿のお店で店長として働いていた時に
23歳のアリー店主がスタッフとして入社してきました。(付き合いで言うとちょうど15年ですね。)
私の古着屋下積み生活は20歳の頃だったので、
そこそこ古着の知識はあったし、
ビンテージデニムが流行った時代もあったり、
スニーカーが流行ったりした時期を体験してるはず、
しかし彼は古着の知識がなかった。
私は古着の良さを教えた。
その当時、私が熱く語れたのはデニムだった。
リーバイスやリー、ラングラーについて語っていた気がする。
そして、私はミリタリーの分野を覚えろ!とケツを叩いた。
(私はミリタリーの分野がとても苦手だったので。)
すると彼はみるみるうちにミリタリーの知識を覚え、
みるみるうちに古着の知識やセンスを吸収していった。
(彼は当時からミリタリーが好きだったのだろう)
あっという間に古着のプロに彼はなった。
そこからはもう手のつけられないほど、古着マニアへの道を進み、
私の古着愛を超えた古着愛を彼は持った。
私はその辺から嫉妬するようになる。
『なぜそこまで古着を好きでいられる?』
私は古着が大好きだが、その度合いを通り越した情熱を彼は持っていた。
彼とは沢山お酒を飲みに行った。
そして、何度も酒の席で言い合いになったりもした。
一体何で言い合いになったか分からないが、
私は飲みの席で途中で帰ったことがある。
しかし覚えていない。笑
そして私は24歳でその店を辞めて、彼に店長を渡した。
その後彼と疎遠になってはいたが、連絡が来れば話すし、
意外と先輩後輩の関係は崩れず、良い関係だった。
2009年、私が独立して下北沢でお店をやる時、彼は手伝ってくれた。
オープン前日も徹夜で準備を手伝ってくれた。
本当にありがたかった。
そんな彼が今度お店を出すと言い出した。
それが今のアリーだ。
オープン前に東京でも準備が必要だったらしく、
私達夫婦のアパートにアリー夫婦が泊まりにきた事があった。
その数日間、飲みまくった記憶があるが、
何を話したか、全く覚えていない笑
しかし4人で飲んで楽しかった。
そんな記憶はある。
そしてアリーが始まった。
なぜ8月にオープンするのかはなはだ疑問だったが、(真夏に古着は売れづらいと言う若い頃の概念)
彼の勢いを止める事は出来るはずもない。
なぜなら彼は私の古着愛をとうに飛び超えて行った存在なのだから、
私が理解できるはずもない。
先輩後輩の立場から、同業者となり、相談相手となり、上下関係はなくなった。
そんな彼のお店アリー。
5年前からこだわりを貫き通し、ブレることのない、安定感のあるヨーロッパ古着屋。
こういうお店が広島という大都市で、
10年、20年続いていき、
広島の若者にこのアリーイズムが伝染してほしい。
彼の男臭さ、頑固さ、そして実は戦略家なところを学んでほしい。
広島の皆様、このブログを読んでる人がどれくらいいるかは分かりませんが、
是非アリーへ行ってみてください。
5周年おめでとう!
佐々木洋品店
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by sasakiyouhinten
| 2018-08-09 11:50