古着の好きなところ
2018年 02月 03日
古着をたくさん見てきました。
アメリカ古着、ヨーロッパ古着、リサイクル国内古着、古布。
先日何が好きなのかふと考えてみた。
「歴史」「ディテール」「レア度」「機能性」「生地感」
色々良い所があります。
これらを知れば誰もが共感出来るであろう。
それらの中でも私が感じた個人的な好みが
「オシャレじゃない」ところ。
「オシャレじゃない」というのは意味があって、
例えばこれ。
ノッチドラペルで、ポケットが三つあり、硬いコットンのジャケット。
当時(20世紀中期)はこれを「オシャレ」として誰も着ていないという事です。
これは作業着として作られたもので、オシャレ着としては売られていません。
変わってこちら。
はっきり言って、すでにオシャレでかっこいいコート。
フランスの画家たちが着ていたアトリエコート。
これもまたオシャレのために作られ、売られていたわけではなくて、
内側の洋服が絵の具で汚れないために羽織るロング丈のコート。
銃社会のアメリカで作られた、ハンティングの時だけに着るハンティングベスト。
銃弾を入れておくポケットもついているし、このジャケットタイプだと
獲物を入れるポケットもついていたりする。
私はこういうことが好きだなーと思った。
これらの洋服はオシャレのために作られた訳ではなく、
必要だったから作られて着たれていたものを
私たちが掘り起こし、新しい価値を見出すことが出来る。
とても楽しい事。
これはお客さんたちも出来る。
古着屋に慣れている人は良いが、慣れていない人は探すのがまー大変だ。
一つのお店に何百・何千の古着が1点ずつ置いてある。
同じものがない所がまた古着の良い所ですが、古着素人の人は正直苦手感を感じてしまうかもしれない。
そういう時に良いのは個人店。
個人店のお店って入りづらいところもありますが、
私はこちらのお店は入りやすく、とても良いお店だと思いますので
ご紹介します。(勝手にすいません笑)
このお店は東京・高円寺にある古着屋さんで、前々職でお世話になった先輩のお店。
海外に仕入れにも行かれているし、何よりも古着の幅が広い!
アメリカ古着もあり、ヨーロッパ古着もあり、ヴィンテージもあり、メンズもレディースもある。
渋いものもあるし、温かみあるものもあるし、すぐに着たいものもある。
洋服も綺麗に陳列されているので、見やすいし、わからない事があればなんでも教えてくれる。
こういうお店に最初に出会うと、古着愛好家が増えていくんだろうなと思えるお店です。
古着に興味があっても、あまり行った事がない方はぜひ行ってみてください。
古着屋に行って新しい価値を見出す楽しさを感じてください。
私は本当に古着が好きだなーと自分でも感心するくらい古着が好きだ。
古着屋に初めて行ったのは中学2年生の頃。地元にあった小さな古着屋が
私の古着人生の始まりだった。
あれから22年。
まだまだ足りない。
佐々木洋品店
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Email: sasakiyohinten@gmail.com
ホームページ: http://www.sasakiyohinten.com/
ネットショップ: http://sasakiyohinten.ocnk.net/
Instagram: http://instagram.com/vintagecustoman
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by sasakiyouhinten
| 2018-02-03 17:20
| 出店とおでかけ。たまにつぶやき